昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米3月ADP全米雇用報告が、+14.5万人と市場予想の+20.0万人より弱い結果となったこと、加えて米3月ISM非製造業指数が、51.2と予想の54.5を下回ったことで、米長期金利が低下、円買いが優勢となった。米10年物国債利回りは3.268%まで低下したが、ドル自体は堅調な推移。米株価3指数は、ダウはプラス、ナスダックやS&Pがマイナスとなるなど、まちまちの展開となったが、直近のリスクオフの動きとも整合性がなく、ただ単にクロス円を含めた円買い相場となっている。また、メスター・クリーブランド連銀総裁が、「FRBは5%以上まで利上げた後、当面据え置く必要」、「インフレ率は年末までに3.75%に、25年までに2%に低下する見込み」、「今年の失業率は4.5-4.75%に上昇する見込み」とハト派発言が続いたが、影響は見えていない。
 ドル円は、一時130.64まで下落、ユーロドルは1.0891、ポンドドルは、1.2433
 一方クロス円では、ユーロ円は142.68、ポンド円は162.78、オージー円は87.65、NZD円は82.53、カナダ円は97.10まで売りに押された。