今日の裏読み、表読み

昨日は、イースター休暇を控えて、若干様子見ムードの相場となったが、本日はグッド・フライデーで、欧州市場のほとんどが休場、米国でも、株式や債券市場が短縮取引となることで、動意が薄くなる可能性が高いが、本日は異例に米雇用統計の発表が予定されている。参加者の減少から、結果次第では動きの荒い展開となる可能性は注意しておきたい。
経済指標としては、日本の2月毎月勤労統計・全世帯家計調査と2月景気先行・一致指数の速報値、仏2月国際収支、中3月月次外貨準備高、米国では、3月雇用統計と消費者信用残高などが発表される。
注目は、やはり米3月雇用統計で、一応失業率は変化ない見通しだが、3月非農業部門雇用者数は、前回から減少する見通し。ただ、直近発表された雇用関連の指標は弱く、現状予想となる+24万人を大幅に下回る結果となった場合、大きな動きとなるリスクがあることは、注目しておきたい。
また、月曜日もイースター・マンデーで、欧州市場の休場が続く。週末のポジション調整の動きが強まり易いことは、留意しておきたい。

戦略としては、ドル円は、133.76や133.17で反発が抑えられて、130.64まで下落もこれを維持する形。ただ、反発ではやれやれの売りが出易いが、本日は米雇用統計を控えて、ショート・カバーが出易く、早期には、下落があれば130.64をストップの131円前半での買い狙いも、131.90が上値を抑えると利食い、超えても132円台では、133.17をストップに売り直しとなる。ターゲットは、雇用統計発表前は、レベル感次第で利食い、雇用時計の後の下落では、130.64が守られると利食い、割れても130円ミドル・アンダーでは利食いや買い狙いで、この買いのストップは129.64割れとなる。
ユーロドルは、1.0973まで上値を拡大も更なる展開となっていない。突っ込み売りはできないが、反発ではこの1.0973をストップに売場探し。ターゲットは、1.0878-861ゾーンの戻り安値の維持では利食いで、割れるケースからは1.08前半の買い下がりで、ストップは1.0788割れ。この場合のターゲットは、それまでの高値を越えないなら利食い優先となる。
ポンドドルも、1.2526まで上値を拡大も、更なる展開とならず、反発ではこれをストップに売場探し。ターゲットは、1.2413の維持では利食いで、割れるケースからは1.2375-00での利食いで、買いは1.23ミドル・アンダーまで買い下がって、このストップは1.2278割れとなる。 
一方クロス円は、31日の高値が上値を押さえ、調整が6日の安値を維持する形。ただ、上値追いも厳しく、引き続き反発があれば、31日の高値をストップに売場探し。ターゲットは、昨日の安値が維持されると利食い優先、維持では買いも検討されるが、ただ、割れるケースからは、調整が深まるリスクもあって、その場合28日の高値や安値高値を睨んで、維持では利食いや買い狙いとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食っておきたい。