今日の裏読み、表読み

昨晩は、ドル買い円買いが優勢となった。株価や長期金利の動きからは、不整合な感じが残るが、総じて週末のイースター休暇を睨んで、ポジション調整が出た可能性がありそう。そうなるとこの動きが続く可能性には、留意して対応したい。
本日の経済指標としては、豪2月貿易収支、中3月財新サービス業PMI、スイス3月失業率、独2月鉱工業生産、英2月ハリファックス住宅価格と3月建設業PMI、加3月雇用統計とIvey購買部協会指数、米国では、3月チャレンジャー人員削減予定数と週間新規失業保険申請件数が発表される。
注目としては、中国の3月財新サービス業PMIは、堅調な結果想定されるが、影響は限られそう。また加雇用統計に関しては、結果次第で、相場が一定の動きを示す見通し。一方米国では、直近弱い指標が続ており、本日の雇用関連の指標も弱い結果となった場合、週末の米3月雇用統計の発表を控えて、思惑が広がりそうだ。
その他、若干不整合が見えているが、米長期金利や株価やの動向は引き続き注視しながら対応したい。

戦略としては、ドル円は、133.76や133.17で反発が抑えられて、130.64まで下落。現状この位置が支えられているが、戻りは重くなりそう。反発があれば、131.85-90をストップに売場探し。また超えても、132円台では、133.17をストップに売り直しとなる。ターゲットは、131円前後の維持では利食いとなる。また買いは維持を確認できればと思うが、維持できない場合調整が深まるリスクがあることで、理想は130円ミドル・アンダーからの買い狙いで、このストップは129.64割れとなるが、こういった下落では、反発があってもしっかりと利食っておきたい。
ユーロドルは、1.0973まで上値を拡大も更なる展開となっていない。突っ込み売りはできないが、反発ではこの1.0973をストップに売場探し。ターゲットは、1.0878-91ゾーンの戻り安値の維持では利食いで、またこの買いもこれをストップに検討する形。更に割れても1.0788をストップに、買い直しとなる。買いの場合のターゲットは、それまでの高値を越えないなら利食い優先となる。
ポンドドルも、1.2526まで上値を拡大も、更なる展開とならず、反発ではこれをストップに売場探し。ターゲットは、1.2509の維持では利食いで、また買っても、これがストップ、割れるケースからは1.2420をストップに買い直しとなる。更に割れるケースからはらは、1.2378をストップに慎重に買い場探しとなる。ただ、こういった下落での買いのターゲットは、その直前の高値が抑えると利食いとなる。 
一方クロス円は、31日の高値が上値を押さえ、調整が続いている。突っ込み売りは避けなければならないが、反発があれば、これをストップに売場探し。ターゲットは、昨日の安値が維持されると利食い優先、維持では買いも検討されるが、ただ、割れるケースからは、調整が深まるリスクもあって、その場合28日の高値や安値高値を睨んで、維持では利食いや買い狙いとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いとなる。